SPDR ブルームバーグ・バークレイズ短期ハイ・イールド債券ETF(SJNK)についてまとめてみた

投資

こんにちは!一気に気温が下がって風邪をひきそうなぐんじです。コロナが流行ってから普通の風邪をひくだけでもヒヤッとします・・・

今回は、私も保有しているSPDR ブルームバーグ・バークレイズ短期ハイ・イールド債券ETF(以下、SJNK)の特徴をまとめていきたいと思います。

特徴

  • ハイイールド社債への投資
  • 残存期間(社債満期までの残り期間)が相対的に短い(~5年程度)
  • 組入銘柄数が700を超えている

という特徴があります。以下で詳しく見ていきます。

 SPDR®ブルームバーグ・バークレイズ短期ハイ・イールド債券ETF

ハイイールド社債への投資

社債は株式よりもリスクは低いですが、低格付企業の社債へ投資することで信用リスクを取り、その分利回りが高い特徴があります。

社債について

まずは組入対処となっているアセットは社債となっています。社債というのは企業が発行する債券で融資と近い属性のものであり、デッド(負債)での資金調達の手段となっております。株式との違いは①株式の利益は配当+株価の上昇によるキャピタルゲインであり、理論上キャピタルゲインは無限の可能性があります。一方、社債であれば満期保有を前提とすると利息のみが利益となります。(満期前に売却する場合は、売却による損益はありますが株式に対して限定的)。②また、利回りは社債の方が低く、企業のデフォルト時は社債の方が株式より優先されるためです。③最後に社債は元本を返済を要求されますが、株式は資金の返済を求められない投資方法となっています。

以上より、社債投資の方がローリスクローリターンの投資方法となっています。

ハイイールド債とは

イールドとは直訳すると利回りとなり、ハイイールド債とは高利回り債券のことを指します(ジャンク債とも呼ばれることがあります)。なぜ高利回りとなるのかというと社債を発行している企業の信用力が低いためです。信用力が低い=デフォルトリスクが高いため、そのリスクの見合うリターン(金利)を提供しないことには社債を発行できない(投資家が買わない)のです。

では具体的にはどのようなものがハイイールド債かというとMoody’s等の格付機関(※)が付与している格付が「BB」以下の投資不適格な社債のことを指します。

※格付機関:Moody’s、Standard&Poor’s(S&P)、Fitch、格付投資情報センター(R&I)、日本格付研究所(JCR)など

残存期間が短い

SJNKは満期までの期間が5年以内の社債が大半をしているETFになります。また、9月2日時点の平均残存年数は3.32年です。期間短いことで金利リスクを軽減している特徴があります。

金利リスク

金利リスクとは、債権の時価は市場金利が上昇するとい低下、市場金利が低下すると上昇するという特性があります。その影響は残存期間が長いほど大きい影響を受けるため、残存期間を短くしていることで金利変動による債券価格の変動リスクを軽減しております。

組入銘柄が700以上

投資不適格な企業へ投資を行っているため、銘柄分散をすることでリスクを軽減されてます。9月2日時点で組入銘柄数は755となっております。

出典 S&P Global Ratings

ここでは確認したいのでは格付毎のデフォルト確率を確認していきます。下表はS&Pのレポートにて開示をされていた情報になります。投資不適格債のデフォルト確率が非常に高く、期間が長くなるほどデフォルト確率も高くなることがわかります。

また、2020年の格付別のデフォルト確率は以下のようになります。

AAA AA A BBB BB B CCC/C
2020年 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.93% 3.52% 47.48%

出典 S&P Global Ratings

次回はほかの銘柄、ETFと比較していくことで特徴を見ていきたいと思います。

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