証券アナリスト 2次試験対策 ~証券分析 債券ポートフォリオ戦略の論点整理②~

証券アナリスト
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どうも、ぐんじぇです!今回からは出題頻度が高いため理解しておいた方がいい計算式、論点をまとめていきます。前回の証券分析 債券ポートフォリオ戦略に続き、債券ポートフォリオ戦略になります。

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要点

バーベルブレッド戦略

  • バーベル(ダンベル)ポートフォリオ・・・長期債と短期債を組み合わせて保有することで目標となる平均デュレーションに等しくなるようにすること(バーベル・ダンベルの形に似ていることからこのような名称となる)
  • ブレッドポートフォリオ・・・中期債を中心に組み合わせて保有することで目標となる平均デュレーションに等しくなるようにすること

【デュレーションが等しい場合】

  • 利回り:ブレッドポートフォリオの方が高い→金利変動が小さいと予想されるときに有利
  • コンベクシティ:バーベルポートフォリオの方が高い→金利変動が大きいと予想されるときに有利

【金利の変動予想により取る戦略】

金利変動予想 ポート変更 理由
金利低下 デュレーションの長期化させる ΔP/P~-Dmod・Δy
(Δyはマイナスとなるため)
金利上昇 デュレーションの短期化させる
フラットニング デュレーションの長期化 短期金利↓、長期金利↑より長期債をオーバーウェイトする(短期債よりも長期債の方が価格変動が大きいことに留意)
(デュレーションが同じ前提では)バーベルポートフォリオが有利
スティーブニング デュレーションの短期化 短期金利↑、長期金利↓より中期債をオーバーウェイトする
(デュレーションが同じ前提では)ブレッドポートフォリオが有利
ポジティブバタフライ
(曲率低下)
ブレッドポートフォリオが有利 中期金利の低下から中期債をオーバーウェイト
ネガティブバタフライ
(曲率上昇)
バーベルポートフォリオが有利 中期金利の低下から中期債をアンダーウェイト

パッシブ運用

  • フルキャップ法・・・インデックス採用銘柄すべてを保有してポートフォリオを構築する方法。銘柄数が多すぎるため、この方法で構築することはほぼ不可能
  • 層化抽出法・・・銘柄種別や残存期間などで区切ったセクター毎に個別銘柄を抽出し、ポートフォリオを構築する方法
  • 最適化法・・・制約条件のもと何かしらの目的関数を最適化する解を求めることによって銘柄選定をし、ポートフォリオを構築する方法

キャッシュフローマッチとデュレーションマッチ

【キャッシュフローマッチ】

負債のキャッシュアウトと資産のキャッシュインを一致させるようにポートフォリオを構築する方法。デフォルトしない限り確実に負債の支払いが可能になる。一方で、キャッシュアウト・インの日にちまで含めて完全にキャッシュフローを一致させることは極めて困難である

【デュレーションマッチ】

①デュレーションを投資計画期間に一致させる方法
②デュレーションを負債デュレーションに一致させる方法。資産・負債のデュレーションが一致していることから金利が変動した場合の時価の変動を相殺させることができる。

銘柄選択が柔軟なため、容易にポートフォリオを構築することができる。一方で時間の経過とともにデュレーションも変化するため、リバランスの頻度が高くなる。

【サープラスアプローチ】

資産時価と負債時価の差(企業でいう純資産相当)であるサープラスの変動を管理する考え方としてサープラスアプローチがある。方法としては、資産と負債のデュレーションを一致させ、金利感応度を等しくし、サープラスの変動を管理する。また、ALMの観点からはサープラスを最大化させることが命題とすることが多くなってきている。

金利の期間構造理論

仮説 内容
純粋期待仮説 現在の長期金利は将来の金利の期待値で決まる(r幾何平均で算出)。フォワードレートは将来の短期金利の期待値に等しくなる
リスクプレミアム仮説 短期債に比べて長期債は金利変動による価格の変動するリスクが高いため、その分のリスクプレミアムが上乗せされ、期待値は高くなる
特定期間選好仮説 投資家が選好する期間は経済主体や目的ごとに異なる。即ち、調達と投資の需給により金利が決まる。そのため、長期債のリスクプレミアムが常にプラスであるとは限らない

住宅ローン担保債権

期限前償還モデル・・・期限の前に償還される可能性があり、金利変動、経過年数、季節、バーンアウト等がある。

  • 期限前償還の可能性→コーラブル債(金利低下により借り換え)
  • 経過年数はある程度の年数が経つと繰り上げ返済を行う人が増える(例えば、住宅ローン控除が終わったタイミング)
  • 季節はボーナスや引っ越しのタイミング
  • バーンアウトは一度借り換えを行うと再度行わなくなる(残高減少しており効果もすくなくなるため)

優先劣後構造

発行している証券に付随する債務を複数の改装に分け、支払の優先順位をつけることにより、投資先の企業等が倒産した際に優先部分に損失を及び可能性を減らした構造。例えば、劣後債だと企業が倒産した際には通常の債券に対して元本回収等の支払いは劣後することになるが、その分、平時のクーポンは高くなっている。

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