証券アナリスト合格体験記② ~勉強方法~

証券アナリスト
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こんにちは!ぐんじです。

何回かにわけて証券アナリストの合格までの体験記(勉強方法、TAC通信講座の説明、試験対策、試験当日の過ごし方等)を書いていきます。最短で合格したわけでなく、かつそれなりの勉強時間(累積10か月程度)をかけて合格したことから確実に合格ができるようなアドバイスができればと思います。

前回記事⇩

勉強方法

今回は証券アナリストを中心とした勉強方法について書いていきます。合格へのポイントは効率よくかつ多くの問題にあたっておくことが大切だと考えています。私は12年分の過去問+TACの問題集を解いてました。

全体感

  1. 3年分の問題・回答を読み込み問題の内容や問われる知識、回答方法を理解する
  2. 解法を瞬時に思い浮かぶようになるまで繰り返し問題を解く(回答を書くことは不要)
  3. 答案の作成もしながら問題を解く
  4. 回答時間を意識して残りの過去問を解く

3年分の問題・回答を読み込み内容や問われる知識、回答方法を理解する(目安1週間)

知識等がない状況で時間をかけて問題を解くことは効率的ではないと考えています。ここでは証券アナリストの試験ではどのような問題が出て、回答するにはどのような知識が必要なのか、またどのように解くのかを知るために問題・解説を読むことを行っていきます。

ここでのポイントはどのような問題が多く出題されるのかを把握することです。そのような問題は試験当日に必ず得点をしなければならない問題となっていきます。

また、初見では解説があまり理解できないことも多いと思いますが、ある程度の時間が経ったら次の問題に進むことをお勧めします。多くの問題に触れることが大切がと感じたことに加えて、深く理解することは2.で行っていきます。

解法を瞬時に思い浮かぶようになるまで繰り返し問題を解く(目安1ヶ月)

ここが1番時間をかけたところです。とにかく問題を見た瞬間に回答(解法)が浮かんでくるようになるまで問題を解き続けます。ここでのポイントは計算する問題は回答を導く計算のストーリがすぐに思い浮かぶこと、その以外の問題では回答のポイントとなる語句に漏れがないかをポイントとして取り組んでいました。

例えば、アクティブ運用がパッシブ運用に劣る原因には?という問題に対して、アクティブ運用の方が①運用コストが高い、②過去の実証データでパッシブをアウトパフォームし続けたアクティブ運用はないのような答えがすぐに出てくるようになるまでトレーニングしていきます。

苦手な分野(問題)にはより時間をかけ、理解するためにTACテキスト等を用いて理解を深めていきました。逆に1か月後も理解できているだろうと思う分野にはあまり時間をかけなかったです。私の場合は企業分析は得意でもあったため、あまり時間をかけることはしなかったです。

1点注意をしていただきたいことは答えを覚えるということをするのではなく、理解したうえで答えを導けるようになるかという点です。覚えているだけだと応用が利かなくなってしまいます。

例えば、デリバティブでのオプション価格の変動要因として原資産価格が上昇したときにヨーロピアン・コールオプションの価格は上昇しますが、これはただ覚えるだけではなく、上昇する理由を理解することが大切だと考えているということです。

但し、どうしても理解できない箇所は覚えるで点数を取ることも1つの手段であります。

尚、ここでは紙に回答を書く必要はないです。理由は①書くと時間がかかり、勉強する場所も限定されるため、②回答が思い浮かんでいればそれを書くことは容易であるためです。但し、計算に自信がない方は計算部分だけでも手を動かすことは必要になってきます。

答案の作成もしながら問題を解く(目安2週間)

証券アナリスト2次試験は筆記試験になりますので、答案の作成も必要となります。ここでのポイントは理解している問題の回答は端的に、わからない問題は部分点狙いのため、ロジックが通るようにとくにかく書くということです。

職業倫理では答案欄が5行程度に設定されていましたが、実際に記載したのは2行程度です(模試はこれで60点満点で59点を取っています)。

書き方としては「●●の行動は▲▲のため、■(◆)に反する」のように端的に書いていました。また、計算問題でもいきなり式を書き、途中の式変形等も書かずに答えを書いても点数をもらうことはできています。(理系の方だと違和感あると思いますが…)

回答時間を意識して過去問を解く(試験までの残り期間)

最後には残りの時間を使って初見の問題を解いていきます。ここでは1点1分を意識して問題を解いていきます。また、3.の答案作成のポイントも意識し、さらに初見でわからない問題でも何かしらの回答をすることが大切になってきます。

証券アナリストは試験時間が足りないタイプの試験になります。そこである程度のスピードと自分がどのくらいで解けるのかを意識しておく必要があります。また、ここでは1点1分としてますが、職業倫理には時間をかけないことや午前 大問5(企業分析)ではある程度時間をかけること等の個別の戦力があります。個別の事項については別途記事を書いていきます。

また、試験では初見の問題や奇問がでてきます。そこで1点でも多く取れるようにするために勉強の時から初見の問題に対応できるように意識しておく必要があります。

最後に

勉強方法を書いてきました。これは証券アナリスト以外の試験でも実施してきた内容です。特に証券アナリストでは問題を解く量を意識していました。

次回は使った教材について書いていきたいと思います。

不明点やリクエスト等ありましたらご連絡いただければ幸いです

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