こんにちは!ぐんじです。
何回かにわけて証券アナリストの合格までの体験記(勉強方法、TAC通信講座の説明、試験対策、試験当日の過ごし方等)を書いていきます。最短で合格したわけでなく、かつそれなりの勉強時間(累積10か月程度)をかけて合格したことから確実に合格ができるようなアドバイスができればと思います。
2次試験の内容を中心に記載いたしますが、1次試験や他の資格試験の勉強方法の参考にもなると思っています。実際にFP2級や他の保有資格も同様の勉強方法をベースに取り組んでいます。(参考:保有資格)
また、証券アナリストの試験についてインタビューも受けてます。こちらの方もご覧いただけると嬉しいです。
【合格体験記】#4 ぐんじえいたさん(20代後半)理工学部→金融機関勤務〜過去問を12年分徹底的にやり込む!!&TAC通信講座の有効活用法〜
証券アナリスト 2次試験のポイント
対策するにあたってまずは試験のポイントを把握することが大切だと考えており、以下の2点がポイントだと考え試験に取り組んでいました。
- よく出題されている問題、所謂点数が取れるべき問題を確実かつ短時間(1点1分ペース以上)で回答していく
- 初見や比較的難しい問題はどうにか持ち合わせている知識を使って答案用紙を埋めること
よく出題されている問題、所謂点数が取れるべき問題を確実かつ短時間で回答
1点目として、頻出問題は確実に点数を取っていく必要があります。合格点は開示されてませんが5割程度とされている中で奇問と隔年の出題(行動ファイナンスと信用リスクモデル、会計制度が浅く広くor狭く深く、国際金融とミクロ経済)等、比較的難しい項目もあるため、頻出問題を確実にとり5割に近づけるという作戦を取ってました。
また、証券アナリスト2次試験の性質上、回答時間は足りません。そのため、スピードが求められます。そのためどこで時間を短縮させていくか考えた結果、頻出問題は時間をかけずに解いていかなければなからないという戦略を取り、結果として頻出問題を確実かつ短時間で回答していくという結論になりました。
【頻出問題】(2020年度試験)
大問ベースで記載しています。そのため、小問でみると頻出ではない箇所もある点に注意ください。細かくはまた別の記事に記載します。ただし、過去に出た問題は解けるようにしておくのが吉であると考えてます。
午前 | 午後 | |
職業倫理 | 第1~3問(すべての問題) | – |
証券分析 | 第6問、第8問 | 第3問、第4問、第6問 |
企業分析 | 第4問 | 第9問 |
市場と経済 | 第9問 | – |
所見や比較的難しい問題はどうにか持ち合わせている知識を使って答案用紙を埋める
2点目としては、端的に言うとわからない問題でもとにかく答案用紙を埋めて部分点を取りに行こうということです。
頻出問題だけでは点数が5割を超えることはなかなか難しいと考えてます。一方で奇問まで対策をすることは困難でもあります。そのためとにかく答案用紙を埋めて1点でも取れる可能性を作っていくことが大切になってきます。
ここの対策については新しい問題(初見の問題)を解く際にわからない箇所もどうにか回答を導く練習をしていくことと問題文からのヒントを読み解くことこの2点が大切になってくると感じてます。
実際に試験で感じたことでわからなかったとは少し違いますが、2021年 午後 第6問 問4(2)は一見計算問題のように見受けられますが、答案用紙には数字を書くスペースしかなく(計算過程を描く必要がない)計算しないで答えが導ける箇所だと推測でき、そこからも回答に行き着くことができる可能性があります。(午後 第6問 問4(2)は難しい問題はないのでこのように考える必要はないですが印象に残ってたので例として挙げてます)
また、過去にも2018年 午後 第4問 問7,8においてもほぼ計算することなく回答に導くこともできる問題がでています。こちらも計算方法がわからなくても上記の方法で回答まで導くことができるかもしれません。(こちらの問題ももちろん計算して答えを導くことも可能です)
最後に
まずは1番大切だと思っているポイントについて書きました。次回はこのポイントを基にした勉強のポイントについてのブログを書いていきたいと考えてます。
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