どうも、ぐんじぇです!今回は職業倫理の問題(午前 第2問、第3問を想定)を解く際のテクニックについて確認していきます。
登場人物の関係性がわかりにくければ図解して整理する
1つの問題文の中に3人~4人の登場人物が出てくることが多いです。問題によってはそれぞれ登場人物の関係性がわかりにくくなっている問題もあります。その際は簡単な図解にして整理すると短時間かつ正確に答えることができます。
一方ですぐに関係性がわかる問題は書き出すだけでも少し時間がかかってしまうので書き出さずでもOKです。それの際は答えとなるような行動(違反行動を選択する設問なら違反行動)に線を引いておく程度で十分です。
2018年 午前 第3問を例に関係者を図解してみる
登場人物はアナリストたかはし、ファンドマネージャーすずき(ともに検定会員、最近はCMAとだけ記載されています)、X社IR担当さとうの3名が出てきます。検定会員であるかによって守るべき職業行為基準が変わってきますので注意は必要です。
本問ではたかはし、すずきの違反行為を選択し、どの行為基準に違反しているかを選び、理由を記載する問題となっています。そのため、違反行為を書き出しています。
この中から自信があるものから順に解答用紙に書いていけばいいということです。できるのならば先に書いてある(例えば、自己保有のX社株を優先的に売却の行為の場合は7(4)を選ぶこと)行為基準を選択することをおすすめします。包括的な行為を選ぶよりもなるべく狭い範囲のものを選んだ方がいいということです。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
もう1つポイントを上げるとなるとたかはしの所属会社(Aアセットマネジメント)とX社が信任関係にはないということです。信任関係とは簡単にいうと何かしらの契約関係にあるのかどうかということです。例えば、年金の運用の契約を結んでいる等になります。
本問ではAアセットとX社と特段なにかの契約を結んでいる等の情報はなしです(通常のIR担当者へのヒアリングであるということになります)。そのため、信任関係にない人(会社)からの聞いたインサイダー情報の活用は8(2)に該当することになります。
2020年 午前 第2問を例に関係者を図解してみる
こちらの問題では登場人物は運用の営業のたにと個人顧客のにったのみになります。正直、2人のみであれば図解するまではないと思いますが。。。
ここではあまり難しい問題はでてこないですが、ポイントとなることだとなるべく違反に該当する条項は変えた方がいいということです。6(1)、6(2)、4(2)が2回ずつ解答に出てきますが、1回ずつにとどめた方が点数はもらえると思います。
細かいところまで詰めると目論見書はしっかしと説明しないとならない一方で、営業担当の問題の際に目論見書の話が出てこなければ目論見書はしっかりと説明しているとなっています。そのため、しっかし説明したと明記がなかったとしてもしっかしと説明をしているとなってしますわけです。問題となる際はあからさまに説明していない旨が記載されます。
⇩インタビュー受けました
【合格体験記】#4 ぐんじえいたさん(20代後半)理工学部→金融機関勤務〜過去問を12年分徹底的にやり込む!!&TAC通信講座の有効活用法〜
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