どうも、ぐんじぇです!今回からは出題頻度が高いため理解しておいた方がいい計算式、論点をまとめていきます。前回の証券分析 投資政策とアセットアロケーションに続き、国際証券投資になります。
為替パリティ
カバー付き金利パリティはほぼ成立しているが、その以外は必ずしも成立するとは限らない。証券アナリスト試験の証券分析ではヘッジをするかどうかの問題が多く出てくるため、カバー付き金利パリティ、カバーなし金利パリティが重要になってくる。
- カバー付き金利パリティ・・・為替をヘッジした場合に為替のフォワードレートと2国の金利差の間に成り立つ関係
F:為替フォワードレート、S:直物為替レート、ijp:円金利、ius:ドル(外国)金利
- カバーなし金利パリティ・・・為替ヘッジをしない場合に直物為替レートと2国の金利差の間にカバー付きと同様の関係が成り立つ仮説
E(St):t時点の直物為替レートの期待値
- フォワードパリティ・・・カバー付き、カバーなし金利パリティが成立すると為替のヘッジの有無にかかわらずに為替のリターンがほぼ同じになる関係
- 国際フィッシャー関係・・・フィッシャー関係(期待インフレ率の変化は名目金利を同程度変化させる)がグローバルにも成立すると以下の式が成り立つ
π:インフレ率
- 購買力平価・・・長期の為替レートは2国間のインフレ率の際で決まる考え
リターンとリスク
ヘッジなし
(期待リターン:rjp)
rEX:為替リターン(=St/S0-1)、ρ:相関係数
(標準偏差:σr)
ヘッジあり
(期待リターン)
(標準偏差)
自国バイアス
国際分散投資を前提としながら自国の資産の保有割合が理論値よりも高くなるバイアス
- 情報の格差・・・自国よりも外国の方が情報の取得が困難であることからコスト増となること、外国の方がリスクが高いと勘違いすること
- 為替リスク・・・為替リスク分、外国の資産の方がハイリスクに見えること
- 行動ファイナンス的要因・・・自国に対して楽観的になりやすい傾向があること
⇩インタビュー受けました
【合格体験記】#4 ぐんじえいたさん(20代後半)理工学部→金融機関勤務〜過去問を12年分徹底的にやり込む!!&TAC通信講座の有効活用法〜
本記事に関わらず、不明点やご質問、TACの解説が理解できない等があれば問い合わせフォームやTwitterのDM、質問箱からご連絡いただければご回答させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
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